恋も愛も憧れも、全部

推しを取り戻す記録

北海道旅行(3日目 室蘭)

 

朝10時すぎに東室蘭から室蘭までJRで。

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うわー、わたし室蘭、来ちゃった!あの室蘭、来ちゃった!ひとりだから言葉にも顔にも出せないけど心の中で大興奮!

 

 エッセイは読み直してきたので予習はバッチリ。

北海道室蘭市本町一丁目四十六番地 (幻冬舎文庫)

 

でも安田さんをたどる前に室蘭駅前にある港の文学館へ。

港の文学館 | おっと!むろらん -[公式]室蘭観光情報サイト-

 

(室蘭、この観光案内用サイトもスマホ対応で見やすくできてて、街中に貼ってある観光ポスターもおしゃれで、もっと観光しに行ってーーーって思った。アジア系の観光客もいたし訪れる人も少なくはないと思うんだけど、ガイドブックでも室蘭あんまり載ってないし、もっと魅力が知られてほしいなあ…)

 

好きな作家の長嶋有さん、中高生のときに室蘭に住んでいたようで(小説やエッセイで室蘭とか小学生のときに住んでた登別の描写が出てくる)、この文学館に展示があると知り見にいった。思ったより展示物が多く、小学校1、2年生のときの学級だよりもあって(作文がとてもうまい)、じーっくり読み込む。読んでて次々と衝撃が。

 

衝撃1:長嶋有さんってペンネームだとずっと思ってたんだけど本名だった。本当に「有くん」なんだ。(この前、長嶋さんと歌人穂村弘さんのトークショーに行って穂村さんが「有くん」って呼んでたことにキュンとしてて、そのキュンが時差増し。)

衝撃2:長嶋さんの出身中学が港南中学校。安田さんも同じだよね。もしかして同窓生???

衝撃3:長嶋さんが室蘭で住んでいたのは、安田さんのエッセイで出てくるバス停「絵鞆団地」もしかしてご近所???

 

長嶋さんが1972年生まれで、安田さんの1つ上、安田お兄さんの1つ下、面識ないのかなあ。お互い知っている的な話を読んだことないんだけど、どこかに載っているのかなあ。すっごく気になる!!

 

長嶋さんの小説って、日常生活で当たり前にあって普段スルーしちゃうような物、人の仕草、現象を取り上げて「あるある」って思うところが面白いんだけど、それもただの「あるある」じゃなくてそこから気持ちの奥の方をギューって掴みかかってくるのだよ(しかも強めに)。安田さんの文章は、事柄は日ごろの何気ないことなのに色々思い出してちょっと苦しくなったり嬉しくなったり。その気持ちの動かされ方が似てるなーって思ってた。まさか、こう繋がるとは…。衝撃以外の言葉が無いわ…。心の中があわあわしてた…。

動揺しながらも、長嶋有ガチャガチャをやって

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缶バッチかわいい。付いてたプチコラムが室蘭の話題でふむふむとなる。

 

文学館を出たら徒歩で観光案内所になってる旧室蘭駅舎へ。

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安田さんが地元にいるときは、こっちが駅だったんだね。

 

エッセイの表紙写真になってる水族館を目指して、観光案内所前のバス停から絵鞆団地経由のバスに乗る(バスの時間までちょっとあったからお昼ごはんにお蕎麦を食べた)。エッセイに登場するバス停も、暑さ寒さしのぎに入ったという黄色いプレハブもちゃんと確認!(写真は撮ってない…) 高校生までの安田さんは、この目線で眺めていたんだなあ、何が見えてたのかなあ、何を思ってたんだろうなあ、なんてことを考えながらの乗車は楽しくて嬉しくてここまで来てよかったー。

終点の「みたら・水族館」に着いたら、もうそこは海、そして水族館。でも、また暑さにめげて水族館には入らず。外から小さな観覧車だけでも撮っておいたらよかったかな。(今はストリートビューで何でも見えるから、写真はいいかなーって思ってしまった)

 

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水族館の向かいにある、道の駅みたら室蘭に入った。暑いからね、やっぱり食べるソフトクリーム。

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白鳥大橋

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海と大黒島!(大黒島もエッセイに出てくる)

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水道がかわいい。クジラもあったよ

 

さっき降りたバス停から、今度は地球岬を目指す。行きのバスとは基本的に逆周りになるんだけど、経由が2パターンあって、行きとは違う「祝津町経由」のバスだった。絵鞆を過ぎて祝津のあたりで円形の校舎が見えて、慌ててグーグルマップを起動したらやはり旧絵鞆小学校みたい!!正面からじゃなくて裏側から見てるようだけど、降りなくてもバスから見える、すごい、満足。

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雑だけど、バスの進路はこう。マップ上に小学校名は入ってないけど、円形校舎は分かるね。

 

で、バスは終点の地球岬団地へ。バス停降りたらめちゃくちゃ坂。ガイドブックで徒歩20分って書いてあるけど、この坂かあ〜。しかもたぶん30℃超えてる〜。まあ水買ってあるし大丈夫だろ〜。観光バスとレンタカーに何度も追い越され、徒歩の人はすれ違った大学生くらいの男子しかおらず。ちょっとめげそう。

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もうちょっとのところ。

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いよいよ。

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めちゃくちゃ登ってきたー!ここで振り向くと

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これ!!

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海、めちゃくちゃ澄んでる!!

函館の立待岬は、そんな気持ちは無くとも吸い込まれそうでちょっと危ないなとも思ったのだけど、ここは落ちても生きて帰れそうなポジティブな感じのする岬。そのポジティブさで飛ぼうという気すら起きなさそう。岬にもいろいろあるんだな。

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こんな小道もあって、「波はージェットコースター♫」って歌いそうになった。空も海もこれが夏だろって感じの爽快な青。ここにいるわたしの存在が嘘みたい

 

で。またテクテク坂を下り、バスを待ち、バス車内の冷房で涼しいってありがたいと感謝して

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母恋駅前で下車。ここが駅(写真が見づらい)

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母恋って青春18きっぷのポスターになってるんだね。

母恋からJRで東室蘭まで戻り。

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やきとり&ビールでこの日は終了。やきとりおいしい!めちゃくちゃビールが進む!!

 

北海道旅行(2日目 函館〜室蘭)

  • 2日目

2日目は移動日。室蘭まで行く。

JRに乗る前に朝市で海鮮丼食べたいって思ってたけど、二日酔いでたくさん食べられる気がしなくて断念。前夜、居酒屋さんで地元のおじさんたちと楽しく飲んで(飲ませてもらって)、お酒がおいしくてちょっと(ちょっと?)飲みすぎてしまって。アクセサリー1個無くしてたし、起きたとき自分のアホさに笑ってしまった。

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 旅のお供に。想像より昆布感ないかな。

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これから3日間、お世話になる切符。

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JR北海道のホーロー看板、愛しい。

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まずは森行きに乗って

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景色が信じられないくらい清々しく

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森駅着。跨線橋からの眺めがまた信じられない

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戸次さんが中耳炎のため陸路で札幌に向かってるときに「Wi-Fiもないだろうし」と言われていた森です*1

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32℃…めちゃくちゃ暑い…

 

次の列車まで1時間ちょっとあるので、喫茶店に入ってごはん、おいしかった。お店のマスターに「旅行?どこから?」って聞かれて東京と答えたら、「なんもないしょ」って言われて景色がすごくきれいだってことを伝えた。都会はなんでもあるけど、ほんとはなんにもないんじゃないかって、駅のベンチで考えたなー。

 

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長万部行きに乗って、長万部駅*2

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次はそんなに待たないので、駅舎で涼む。外はやっぱりめちゃくちゃ暑い。長万部は蟹が美味しそう!また来て蟹食べたい!

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またずっと車窓眺めちゃう。

洞爺を過ぎてから高校生がだんだん乗ってきて、地方で高校生の会話を聞くの好きだなーって改めて思う。わたしは電車通学してないけど、友だちと一緒に通学してたらこんなんだったんだろうかと懐かしい感じ。

 

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で、夕方、東室蘭に到着。安田さんの出身校、室蘭栄って東室蘭が最寄駅なんだね。駅がきれいでちょっとびっくりした。(写真は次の日の朝撮ったもの)

 

この日も銭湯に行って終了。お風呂上がりにセイコーマートでビール買ってまた最高。

 

*1:2017.6.7のフォトダイ参照

*2:7/22大雨で野田生駅落部駅で土砂崩れのため運休しているそうで。自然災害つらいです

北海道旅行(1日目 函館)

ちょっと早めの夏休みで、北海道にひとり旅。5泊6日、函館in→新千歳outの全て公共交通機関で進む旅です。

 

  • 1日目(函館)

羽田から早朝のエアドゥ便で函館空港へ。音尾さんの機内放送も久しぶり(2016ジャンボリーに行ったときぶり、1年くらいか)に聴けた。ましろちゃんの曲もchimaちゃんの曲も流れて、曲紹介で音尾さんが「ましろさん」「chimaさん」ってさん付けしてたのがなかなか珍しいなーって印象的。

 

早朝便に乗ると、空港に着いてバスで函館駅まで行っても9時すぎってことに驚き。夏なら7時くらいまで日があって日中の観光できるからいっぱい行きたいとこ行ける。市電一日券600円を買って、はじめての函館、楽しむ!

 

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函館駅。函館は街中に花がいっぱいあって、きれいな街だ。道路とか広場の花壇も、民家の軒先の鉢植えも、きれいに咲かせていて気分が明るくなるね。

 

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おぃーお前たちぃーーーって言いたくなる風景。

 

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ここ、最高だった。立待岬。風景もいいけど音が素敵。あんまり観光客の人が多くないので、波の音を聴きながらベンチでボケーっと。市電の終点谷地頭から歩いて15分〜20分くらい。墓地の中の坂道がちょっと怖くて、大きなカラスが目の前をバンバン飛んでくから、車で行けるなら車を使うことを積極的におすすめしたい。

 

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有名な八幡坂。思ってたより傾斜がきつい坂。火野正平さんがこころ旅でここ来てた気がするけど、よく自転車でここ上がったなあ。すごいなあ。

 

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五稜郭タワーに登って五稜郭。高いところから街を眺めるのは、なんとなく手っ取り早い感じがして好き。

 

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ハナタレ全国放送でこのオブジェ出て来てたよねたぶん。見たことある?って思って撮ったやつ。

 

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宿泊先がバスタブ無かったから銭湯へ。ガイドブックに載ってて行ってみたら、大泉洋さん安田顕さんのサインが脱衣所に飾ってあった。2001年に「パコダテ人」の映画の撮影をしてたみたい。知らなかった…。好きな人のサインの前で着替えるの、一瞬ドキドキして、でも意識しすぎだって自分ツッコミ。お湯は熱かった。ハナタレで熱湯芸人になったリーダーが入ったとこの方が熱いみたいで、これより熱いってどんだけ熱いのよってびっくり。なかなか汗が引かなくて、脱衣所に売ってたガリガリ君食べた。最高。

 

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ここもハナタレで行ってた。星龍軒の塩ラーメン。ちょーあっさり!おいしい!スープ全部飲める!チャーシューが好き!580円なの信じられない!安い!函館駅の近くでお昼は並ぶみたいだけど、15時すぎだったから全然待たずに食べられた。

 

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ここもお馴染みコーヒールームきくちのソフトクリーム。ミックスにしたよ。ちょっとシャリシャリしててさっぱりおいしい。コーヒーもいただいておいしかった。店内の雰囲気も落ち着いて好き。

 

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コーヒールームきくちから湯の川温泉の方に徒歩10分くらい?ハナタレでリーダーがお店が休みだって言ってたお団子屋さんに行ってみたら、休みだった。残念。

 

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念願のラッキーピエロ!ラッピ!!唐揚げアツアツでおいしかったー!!これはおやつだねえ

 

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観光地ではないけど、函館市中央図書館がよかった。椅子いっぱいあってここでずっと本読んでたいなあって、長居しちゃいそうだった。益田ミリさんが本を読むために岐阜市立中央図書館に行ったと「今日の人生」に書いてあって憧れだったけど、わたしの場合は函館がいいかな。ラーメン食べて散歩して本読んで、夜はビールとイカ刺しで、うん、良いな。また来よう。

 

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↑おまけ。かもめ、読めてるのかな?