恋も愛も憧れも、全部

推しを取り戻す記録

PARAMUSHIR千秋楽おめでとうございます

「PARAMUSHIR〜信じ続けた士魂の旗を掲げて」千秋楽おめでとうございます。全56公演お疲れ様でした。

 

太平洋戦争終戦後、北海道が二分されたかもしれない占守島の戦いの話。重くて何度も胸が張り裂けそうで、でもしっかりと受け止めなければとまっすぐを見つめて背筋を正して向き合いました。東京公演を2回とライブビューイングを観劇しましたが、どれも観劇後に目が痛くなるほど号泣、感情移入するのと身体に力が入りすぎるので心身共に疲労感がすごい。たぶん、明日4/2の朝はレッドブルを飲むところから始まるだろう。エナジードリンクで身体は持っても、心は時々ぽかんとしちゃうと思うけども。

 

題材から事前に予想していたよりも会話劇だったことにおおっとなりました。NACS5人が演じた小宮、桜庭、田中、水島、矢野、5人それぞれに共感できるところ、寄り添いたいところがあって、自分ごととしてこの出来事を捉えることができたのがよかった。みんな、わたしと少しも違わない人間であることが苦しくて、でもこれから生きることに希望を感じられる。悲惨な話なのに希望…ラストシーンの美しさがそれを印象付けているのかなと思います。薄い幕の向こう、それまで色が無かった世界に咲く花、富士の姿に似た山。自然の中で仕事をしている森崎さんの想いが強く伝わってくるシーンでした。

 

千秋楽のカーテンコールで森崎さんが「最高傑作」と言っていたけど、本当にそう思います。演劇、エンタメとしてすごく心を打たれる作品だったので、職場の人たちにライビュの宣伝をしたくらい。たくさんの人に観てもらいたいから再演してほしいし、その後は北海道の劇団や俳優さんたちで演じ継いでいってほしいです。道内を巡業していくのもいいなあ。叶いやすそうな欲求としては、脚本が読みたい…。脚本、販売してくれないかな…。どの言葉も落としたくない…。

また、そのカーテンコールで戸次さんがチャップリンの言葉から「最高傑作は次回作だ」って言うのもまた染み入ります。そう、NACSさんの未来ってそうなんだよね。更新してくる。今と未来をみてる戸次さんが戸次さんらしくて好きです。

 

…ああ、だめだ。冷静に書きたかったのに役についてもどんどん思い出してきてしっちゃかめっちゃかになる。本を読んで知った事実も絡めて言いたいことがいっぱいある。頭の中いっかい全部出したい。明日休みたい。

 

とにかく今日は。千秋楽まで走れておめでとう。こんなに多くのものをもらえて、作ってくれてうれしくて幸せで、好きでよかったと思えて。あったかい気持ちになれるの、やっぱりこの言葉が一番ぴったり、ありがとう。