恋も愛も憧れも、全部

推しを取り戻す記録

北海道旅行(2日目 函館〜室蘭)

  • 2日目

2日目は移動日。室蘭まで行く。

JRに乗る前に朝市で海鮮丼食べたいって思ってたけど、二日酔いでたくさん食べられる気がしなくて断念。前夜、居酒屋さんで地元のおじさんたちと楽しく飲んで(飲ませてもらって)、お酒がおいしくてちょっと(ちょっと?)飲みすぎてしまって。アクセサリー1個無くしてたし、起きたとき自分のアホさに笑ってしまった。

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 旅のお供に。想像より昆布感ないかな。

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これから3日間、お世話になる切符。

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JR北海道のホーロー看板、愛しい。

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まずは森行きに乗って

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景色が信じられないくらい清々しく

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森駅着。跨線橋からの眺めがまた信じられない

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戸次さんが中耳炎のため陸路で札幌に向かってるときに「Wi-Fiもないだろうし」と言われていた森です*1

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32℃…めちゃくちゃ暑い…

 

次の列車まで1時間ちょっとあるので、喫茶店に入ってごはん、おいしかった。お店のマスターに「旅行?どこから?」って聞かれて東京と答えたら、「なんもないしょ」って言われて景色がすごくきれいだってことを伝えた。都会はなんでもあるけど、ほんとはなんにもないんじゃないかって、駅のベンチで考えたなー。

 

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長万部行きに乗って、長万部駅*2

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次はそんなに待たないので、駅舎で涼む。外はやっぱりめちゃくちゃ暑い。長万部は蟹が美味しそう!また来て蟹食べたい!

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またずっと車窓眺めちゃう。

洞爺を過ぎてから高校生がだんだん乗ってきて、地方で高校生の会話を聞くの好きだなーって改めて思う。わたしは電車通学してないけど、友だちと一緒に通学してたらこんなんだったんだろうかと懐かしい感じ。

 

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で、夕方、東室蘭に到着。安田さんの出身校、室蘭栄って東室蘭が最寄駅なんだね。駅がきれいでちょっとびっくりした。(写真は次の日の朝撮ったもの)

 

この日も銭湯に行って終了。お風呂上がりにセイコーマートでビール買ってまた最高。

 

*1:2017.6.7のフォトダイ参照

*2:7/22大雨で野田生駅落部駅で土砂崩れのため運休しているそうで。自然災害つらいです

北海道旅行(1日目 函館)

ちょっと早めの夏休みで、北海道にひとり旅。5泊6日、函館in→新千歳outの全て公共交通機関で進む旅です。

 

  • 1日目(函館)

羽田から早朝のエアドゥ便で函館空港へ。音尾さんの機内放送も久しぶり(2016ジャンボリーに行ったときぶり、1年くらいか)に聴けた。ましろちゃんの曲もchimaちゃんの曲も流れて、曲紹介で音尾さんが「ましろさん」「chimaさん」ってさん付けしてたのがなかなか珍しいなーって印象的。

 

早朝便に乗ると、空港に着いてバスで函館駅まで行っても9時すぎってことに驚き。夏なら7時くらいまで日があって日中の観光できるからいっぱい行きたいとこ行ける。市電一日券600円を買って、はじめての函館、楽しむ!

 

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函館駅。函館は街中に花がいっぱいあって、きれいな街だ。道路とか広場の花壇も、民家の軒先の鉢植えも、きれいに咲かせていて気分が明るくなるね。

 

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おぃーお前たちぃーーーって言いたくなる風景。

 

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ここ、最高だった。立待岬。風景もいいけど音が素敵。あんまり観光客の人が多くないので、波の音を聴きながらベンチでボケーっと。市電の終点谷地頭から歩いて15分〜20分くらい。墓地の中の坂道がちょっと怖くて、大きなカラスが目の前をバンバン飛んでくから、車で行けるなら車を使うことを積極的におすすめしたい。

 

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有名な八幡坂。思ってたより傾斜がきつい坂。火野正平さんがこころ旅でここ来てた気がするけど、よく自転車でここ上がったなあ。すごいなあ。

 

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五稜郭タワーに登って五稜郭。高いところから街を眺めるのは、なんとなく手っ取り早い感じがして好き。

 

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ハナタレ全国放送でこのオブジェ出て来てたよねたぶん。見たことある?って思って撮ったやつ。

 

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宿泊先がバスタブ無かったから銭湯へ。ガイドブックに載ってて行ってみたら、大泉洋さん安田顕さんのサインが脱衣所に飾ってあった。2001年に「パコダテ人」の映画の撮影をしてたみたい。知らなかった…。好きな人のサインの前で着替えるの、一瞬ドキドキして、でも意識しすぎだって自分ツッコミ。お湯は熱かった。ハナタレで熱湯芸人になったリーダーが入ったとこの方が熱いみたいで、これより熱いってどんだけ熱いのよってびっくり。なかなか汗が引かなくて、脱衣所に売ってたガリガリ君食べた。最高。

 

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ここもハナタレで行ってた。星龍軒の塩ラーメン。ちょーあっさり!おいしい!スープ全部飲める!チャーシューが好き!580円なの信じられない!安い!函館駅の近くでお昼は並ぶみたいだけど、15時すぎだったから全然待たずに食べられた。

 

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ここもお馴染みコーヒールームきくちのソフトクリーム。ミックスにしたよ。ちょっとシャリシャリしててさっぱりおいしい。コーヒーもいただいておいしかった。店内の雰囲気も落ち着いて好き。

 

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コーヒールームきくちから湯の川温泉の方に徒歩10分くらい?ハナタレでリーダーがお店が休みだって言ってたお団子屋さんに行ってみたら、休みだった。残念。

 

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念願のラッキーピエロ!ラッピ!!唐揚げアツアツでおいしかったー!!これはおやつだねえ

 

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観光地ではないけど、函館市中央図書館がよかった。椅子いっぱいあってここでずっと本読んでたいなあって、長居しちゃいそうだった。益田ミリさんが本を読むために岐阜市立中央図書館に行ったと「今日の人生」に書いてあって憧れだったけど、わたしの場合は函館がいいかな。ラーメン食べて散歩して本読んで、夜はビールとイカ刺しで、うん、良いな。また来よう。

 

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↑おまけ。かもめ、読めてるのかな?

 

読書記録(2017年6月)

小説やエッセイを読むのが好きです。わたしにとって観劇も映画もテレビドラマも本も並列。全部が好き。

主に積読本の影響でいつでも本棚がキャパオーバーなので、最近Kindleを買ってみたのですが、あんまり使えてないのです。それがなぜか気づきました。わたし、本屋さんが好きだったんです。休みの日に本屋さんハシゴしてたりするもん。大型書店も商店街にある本屋さんもどっちもよく行く。Kindle買う前に気付けって話ですけど…。Kindleの使い方、見つけなきゃなあ。Kindleでどういう本読んだらいいんだろう。

 

さて。最近読んだ本の中でよかったもの・NACS好きな方にオススメしたい3冊を紹介します。3冊ともラブストーリー。ときめき大事。ときめきで好きを大きくしよ。

 

  • 「わたしたちは銀のフォークと薬を手にして」島本理生
    わたしたちは銀のフォークと薬を手にして

    わたしたちは銀のフォークと薬を手にして

     

    30歳知世(ちせ)ちゃんと年上バツイチ椎名さん(職業:エンジニア)のラブストーリーを軸に、知世ちゃんの友だちや妹視点のお話がちょこちょこ差し込まれる、連作短編集。重めのエピソードもあるんだけど、アラサーのわかるわかるって気持ちが多くて読みやすかった。共感が多いお話はそんなに頑張らなくてもいいから、あっという間に読み進められちゃう。島本理生さんの小説は出てくる食べ物が美味しそうで、今回は焼き鳥を食べたくなった。早速今週、焼き鳥の会を開きます。笑

    で、この本なんですけど…
    椎名さんを、みんなの好きなおじさんに演じさせながら読んでほしい!!!

    椎名さんが、おじさん好きにはたまらない人なのです。美味しいもの食べに連れて行ってくれる。がつがつしてなくって余裕があって優しい。おじさん、素敵。

    『今夜うちで蟹鍋でもしませんか?』と椎名さんから誘われた。


    誘われたいでしょう?

    筋張った手の甲。大人の手だ、と出会った時に感じたことを思い出す。

     
    好きなおじさんの手、思い浮かべたでしょう?

    はしゃいだ拍子に、テーブルの上で手が触れそうになった。はっとすると同時に、椎名さんはすっと引いた。

     
    思わず手を引いちゃうおじさんぽさ、そのときの表情みたいでしょう?

    どきどきしながら読んで!オススメです!

  • 「劇場」又吉直樹
    劇場

    劇場

     

    主人公は劇作家の永田。偶然出会った沙希と恋に落ちて同棲するお話。

    とても苦しくて終始ネガティブな感情に押される読書、まあ、読みづらかった。永田が不器用すぎるのと、あまりにも自分と離れている思考の筋道がよくわからなくて、序盤は挫折しそうで。永田の演劇に対する思考が地の文で半ページくらい続いてくところもあり、はじめはその一つ一つを理解して進もうと思ったけど難しくてついていけないから、たまに文字だけ追って意味を読み飛ばしてた。
    でも、ラストに近づくにつれ、途中で読み諦めなくてよかったって変わってきて、ラストシーンでぞくぞくした。読んでて積み重なった感情がここで活きるのか。そして、読み終わった後に反芻するのがとても心地よかった。頭の中が又吉さんに演出されてるような感覚。
    今年、1月に「蜜蜂と遠雷」を読んでなければ今年のベスト1なんだけど、「蜜蜂…」もすごかったからな。こういう、わたしのベスト1とか選ぶのは難しい。

    書籍サイトも読み応えがあってすごい。

    www.shinchosha.co.jp
    主人公が劇作家で、演劇論たくさん出てくるので、NACS好きさんにはそれだけでもオススメなのですが、又吉先生が札幌グランドホテルでも執筆していたエピソードもあり、登場する街も吉祥寺とか下北沢とかで、そのあたりの街が好きな人でも楽しめると思います。

  • 回転ドアは、順番に」東直子穂村弘
    回転ドアは、順番に (ちくま文庫)

    回転ドアは、順番に (ちくま文庫)

     

    歌人穂村弘さんと東直子さんが、メールで短歌や詩を交互に送り合って作る一組の男女のラブストーリー。出会って、探り合いながら関係が深くなっていって、二人のやり取りが急加速するときが、恋のリアルな肌感を思い出させてくれて、とってもどきどきする。短歌と詩だから余白が多くて、ゆっくり息をしながら頭の中でストーリーを重ねていけるのも好き。何度も読み直したい。

    この話の中で、夜のデートの場面があって、そこに観覧車が出てくるの。

    観覧車昇るよきみはストローをくわえて僕は氷を噛んで

    ーたどり着いた場所は、観覧車だった。
     夜の観覧車は無数の光をまとったまま、ねむっている。
     (中略)
     ねえ、うかぶよ、うかぶんだよ、夜に。


    ここのやり取りが一番好き。夜の観覧車、めちゃくちゃロマンチック。
    観覧車って言葉が出てきたら、もう森崎さんが作った曲「つぼみ」しか思い浮かばないじゃない?「つぼみ」みたいに観覧車のてっぺんで抱き寄せられて目を閉じて、ふたりだけの夜にうかんだら………甘くてどろどろにとけそう。夜の観覧車の後、朝が来て、甘い世界にゆらゆらしてたら次の章がまた良くて。なかなかテレビに出なくて、舞台もまだなくて、今何の仕事してるんだろう、会いたい寂しいって夜にオススメです。読んだら甘い夢みられそう。

    ちなみに、穂村弘さんの著作はエッセイも歌集も読んでいて、エッセイではかわいいってくすぐられて、短歌だと男っぽさにどきっとする。
    穂村弘さん、1962年札幌生まれの方です。「札幌生まれ」って知ったとき、どきどきが増したのは言うまでもありません。(違う世界で彼らとの共通点を見つけるの嬉しいってよくあること?)

 

他にも語りたい本があるので、NACS好きさんと読書会とかやりたい。オススメも知りたいなー。