狼王ロボ 1/28(その1)
先週1/28、札幌 かでる2・7で狼王ロボの初日を観てきました。
あの街、あの会場で、あの作品を観られたのがよかったって、1週間以上経った今でも思うし、それくらいじんわりじんわり心の奥の方まで浸みていった感じする。お話、ダンス、演技、音楽、客席全部がはまって、これが生の舞台だって、ここにいられて奇跡みたいって興奮して震えた。狼の叫び声が前から横から後ろから…いろんなところから聞こえて、葉っぱの揺れる音も鳥の鳴き声も聞こえて、会場がカランポー平原。
お芝居を観てるとき、夢中になると自分が舞台に限りなく近いところに飛んでく感覚を持つ時があるんだけど、狼王ロボは会場全部をまるごと飲み込んでった感じ。飲み込まれた状態で、狼が客席を渡っていくもんだから、そりゃは子どもは泣くわ。その泣き声までも自然に思わせるの、すごかった。
子顔的な感想を一言でいうと……。俳優としての森崎博之さん、最高でした。これからもお慕い申し上げます。誓います。
このシートン役でも知らないリーダーたくさん出てきたから、年1ペースで俳優をやるって言ってくれてるの、本当に嬉しい。もっともっと、演技で表現するリーダーがみたいからすごく楽しみ。未来、はやくきて。
(主に森崎さんの詳細な感想長くなっちゃったので、その2へ)
TEAM NACS XX 11/17 仙台サンプラザ
TEAM NACS XX(twenty) 仙台公演レポです。ざっくりニュアンスですー。(3500字超えた)
※カッコ内は感想です。
- オープニング
「今日は神回です!!!」とドヤ顔の戸次さん。それに対して、親戚が来ているという大泉さんは「後悔しますよ」って言ってた。
リーダーからメンバー企画の説明。誰が何をやるのか他のメンバーは知らない、と説明していたが、冒頭で「神回」発言した戸次さんがあからさますぎて、知らない雰囲気はゼロ。したら、リーダー「会場のみなさんも薄々わかっていると思いますが、今日だけは、何をやるか知ってます。」的なことを。
音尾さんの視野の話。横は見えているけど、真正面が見えないって、戸次さんが眉間に向かってグーパンチして、音尾さんがおよよってする定番芸。(35仲良い。かわいい)
- 週刊大泉
音尾さんやくぶつ使用疑惑
ライビュでも宇宙人疑惑として流れたやつだけど、仙台はタイトルがちょっとヤバめのやつだった。「1人ケガする」って言われてたリーダー。(メガネが時代だね☆)
「仙台県警」って言っちゃう大泉さん。安田さん、ムッて首かしげてる、客席もザワザワする。「宮城県警ですよね」ってツッコまれる。で、キレる。
安田さん白い恋人CM
大泉さんから、仙台が初出しとご説明あり。
みんなで見てたとき、安田さん、椅子には座っているものの、体が前のめりすぎてほとんど直角に折れてた。(安田さんが笑っているだけで幸せ。)
千歳空港が新千歳空港に変わったとき、まだ345は大学入学してないころのCM。
撮影が終わって、安田さんがリーダーのうちに来て、もらった白い恋人8枚入りを「森崎さん一緒に食べましょう」って言った。安田さん覚えてなかったみたいだけど、「この人が言うんだからそうなんでしょう」と。(記憶力がいいリーダーとそれを認めているサブリーダー。これぞワンツー!!!)
大泉さん「8枚って、もっとくれてもいいんじゃない」などと仰せ。(道内だったらいろいろなご配慮でこんな発言できなさそう…)
この撮影の前、安田さんは自分で髪を切ったから、髪がガタガタ。
スクープ大賞・音尾先輩ファイト
高校新体操部時代の音尾さん。
大泉さんが「これだけは持ち帰ってほしい」と熱く訴えて、毎公演スクープ大賞だと。(お好きなのですね。この音尾愛、大変良い。)
音尾さんは、このノーカット版をスマホに入れて、飲み会で見せているそう。編集されている映像が欲しいって言ってた。
- 戸次プロデュース企画
ハナタレで今までで一番笑った企画だけど、視聴率が良くなかったから第2弾が無くて非常に残念。何やってもいいって言われたから、映像じゃできないからここでやるとおっしゃり、戸次さんが出してきた企画は、「おならでベートーベン」。(きゃー!それは確かに映像は無理そうだ…笑)
奏でる曲はベートーベンの「悲愴」
辻井伸行 Nobuyuki Tsujii ベートーヴェン 「悲愴」第2楽章 Beethoven Pathetique Sonata 2nd mov
(ああ…こんな企画のレポなのにいい感じの動画を貼り付けてしまった…多方面にお詫びしたい…)
10音で構成されているけど、最後の2音シ♭とラ♭だけでいい。制限時間は10分。
企画説明でハナタレでやった「運命」のダイジェスト映像流れていて、その時にリーダーがラ♭出してたから、あれでいいじゃんって言われてた。(言ったの洋ちゃんかな、よく覚えてたね。すごい)
札幌で1回やったけど、10分間誰も出なかったから、今回は事前告知をした。新幹線乗ってるときに戸次さんからメール来たそう。安田さんはこのメールを見て新幹線でおならしてみたんだけど、そのとき粗相をしてしまって、そのパンツを同じ車両に乗っていた音尾さんに見せた。
20分のパートなんだけど、この説明の時点で長かったから、たぶん洋ちゃんから「もう10分も無い」と言われていた。
リーダーはおもむろに用意してあった大人用おむつを履きだす。水下痢なんだって。(その白い衣装の上から履いたら、何かあったときに白いズボン汚してしまうんじゃ…あわあわ)
そして「ブーブートレイン」という新技が登場!
(この人たち、最高にバカ!最高にくだらない!!)
※ブーブートレイン
同じ方を向いて四つん這いになり、3←4←5←2←1(4と5が逆だったかも?)でおしりを撫でる。
その後、リーダーが逆向きに転換を希望。
(…ねえリーダー?なんで逆もって提案したの。あなた、追い打ちをかけてバカだ…。そのせいで、安田さんから股間を手で弄られて「おおぉ、やすだぁぁぁ、、、すごいなぁぁぁ、、、」って声出てた。誰にもツッコまれてなかったのが、なんというかもう、目も当てられない。ガン見したけど。)
結局、音を判定できたおならはゼロ。
こうなったときの為にって、戸次さんは札幌後から自分のおならを録音していた。ここから録音したものを流しだす。このくだりがものすごい得意顔で、それに反比例してメンバーが冷めてくのがさすがNACSだった。
戸次さん「11/15高松」→おなら流れる
戸次さん「次は大物俳優です」→おなら流れる
この大物俳優は音尾さんとのこと。楽屋で録音してたから、やってみようと思ったらしい。(音尾さんさすがだ…)
楽屋とか西●(スーパー)とかで撮ったのを流し、最後には31音全部を通しで流した。
(31音って短歌だね…1首作ってほしいな…)
で、その31音の中から悲愴の2音取れてた。(…う、うん、よかったね、シゲちゃん。)
- NACS GATTA ME
落ち込んで出てくる戸次さん。大泉さんが言うには、取締役クラスのマネージャーの偉い人が来ていることを、さっきはけてから聞いたから、こうなったそう。今のマネージャーが怒られるんじゃない?と大泉さん。
メールは、第二弾アンケートのお題から「メンバーの口説き文句」と「前世は何だった?」。前世の方、「リーダーが土、安田さんが根、戸次さんが綿毛、大泉さんが花、音尾さんが葉」、メンバーがひとつだったらいいなと思って、ってやつだったけど、これに戸次さんが不満を訴える。綿毛が飛んでいっちゃうのが嫌らしい。
(ごめんだけど、どのお題もそんなに盛り上がらなかった…)
- カレー王
椅子などを片付けながら、各メンバーと握手する脚本・演出家の音尾氏。順々にメンバーの元へ行きながら、スタッフさんからマイクをシュッてノールックで取ってた。(1回、マイクのスタッフさんスルーしてしまって、その後スムーズに取りに行けてたの、まじ惚れる。)
- ぼくらのキセキ〜five goes on〜
音尾さんの曲振りコメントに感動、泣けた。。。(記憶薄い)
- エンディング挨拶
音尾さんはだいたいライビュと変わらないご挨拶。40歳でNACS20年だから、「NACSに蝕まれていく」と。
大泉さん、仙台を広島って言っちゃう!「広島は次でした」と訂正。この間違いのせい?なんかうまく締まらなかった。。。
現場で変わっていると言われる戸次さん。「この4人のほうが変わっている」
安田さん。客席、会場をぐるっと、少し長い時間見渡して、会場が「船に似ている」と。今は、「どこかに到着しているのか、まだ航海の途中か分からないですけど」って言葉が印象に残っている。(けど、この話どう結着したのか思い出せない…いい話だった…。安田さんの挨拶はいつもじんわりあったかくなる。校長先生のような感じもする。)
リーダー(泣)
お父さんの話。「大学に2年余計に行かせてもらいました。」4年で卒業していたら2人(大泉さんと音尾さん)に出会えなかった。「学費を親父が払ってくれました。」
「親父はもう何年も前に、飛行機に乗ってもお金がかからなくなりました。」
「今日も見てくれていると思います。」
(1階席あたりがザワザワしたのかな?)
「あ、幽霊とかじゃないからー。おっかなくてごめんねー。」(これめっちゃ優しい声だった…)
それと「蝕まれていく(これ噛みそうだった。かわゆ。)と言っていた音尾が80歳になる2056年にNACSを解散します」という決意表明。(号泣)
5人で主に髪の毛が大丈夫かどうか話して終わり。
- アンコール
リーダー「出てきたけど、何も無いよ?」(ああーもうまた優しい声でー泣)
したら、戸次さんひとりラピュタをご披露!短いのにするからって言って、客席から拍手を得てからやってた。最後までほんとに戸次回!!
仙台からは以上でした。ありがとうございました。
2016-11-18
11月17日、NACSⅩⅩを見るために新幹線に乗ってひとりで仙台へ。
宇都宮あたりから平地の紅葉がきれいになって、新白河、郡山あたりでは真っ赤や黄色いっぱいの木が「秋のピークですよ」って言ってるようだった。久しぶりの東北新幹線、北へ向かうのは良いなって。
仙台は曇りで、ところどころ雲の切れ間から空が見えるものの暗い空で、まあNACSで洋ちゃん来るしそうだよね、なんてひとりで笑いそうになった。
手袋無し、冬コート無しで外を歩いていたらやっぱり寒くて、とりあえずあったかいの飲みたくてコーヒー屋さん。
今回はファンレター出すんだ、と気合いいれて買ったレターセットにリーダー宛のお手紙を書こう。下書きは昨日作ったから清書だ!
そんなときに、信じられない訃報を見てしまった。
雨宮まみさん。
雨宮さんが書く文章をとても楽しみに待っていた。
弱っている人をあたためて、栄養を補ってくれる、背中をさすりながらそっと押し出してくれるような文章に何度か泣いた。
最近はご自身がとても楽しそうだと伝わってきて、わたしも今をもっと楽しまなきゃとか、すでに30代楽しいって思うのに40代に入るとどうなるんだろうワクワク、って読んでいて気分が明るくなることが何度もあった。
いろんな気持ちに気付かせてくれたのに、もっと読みたかったのに。
これから、いろいろあるけど人生楽しいってこと、もっと聞けると思ったのに。
まだ40歳になったばかりじゃないですか。
うまく感情の消化ができなくなってしまって、しばらく頭が働かなかった。さっききれいだと思った秋の色は消えてしまった。なんでこのタイミングで知ってしまったんだろう、とさえ思った。
すごく楽しみに来た仙台。絶対笑えるはずのイベントにこんな状態で行って、ちゃんと思い切り笑えるのか。
ああどうしようどうしよう。
ツイッターを見ていたら、TLでさっき動揺していたアカウントさんが次々といつも通りのツイートをしている。でも、いつも通りの中に苦しいツイートも混ざってる。そうだよね、自分の人生をちゃんと生きなきゃいけないんだ。
すっかり冷めてしまったコーヒーを飲みながら、レターセットの封を開けて、ファンレターの清書をしはじめる。丁寧な字になるように、書き間違えないように。
20周年おめでとうと、これまでリーダーから受け取ったいろいろなことへの感謝を文字にしていたら、気持ちが落ち着いてきた。こんなに幸せな気持ちにしてもらってきたのだから、ちゃんと歩かなきゃいけない。わたしはわたしの今に戻らなきゃいけない。
それと。好きなもの、こと、ひとにちゃんと好きだって伝えなきゃいけない。そう雨宮さんの文章から受け取ってきたじゃない。
「ありがとう」と「さようなら」は伝えてたいときに伝えなきゃって、そんなことグッモーエビアンでヤグも言ってた気がする。
今日はここまで来たことに意義があるのかも、きっと彼らなら楽しませてくれるだろうし、そんなに気負いしなくてもいいかな、なんて少しリラックスできてきた。
仙台ⅩⅩは、やっぱりさすがの内容だった。
わたし的、ベストオブバカ2016(褒め言葉)、シゲちゃん。わたしの中ではトロッコ乗り遅れのシゲちゃんを超えた。バカさ以外でも、かっこいいな、すごいなって思うシゲちゃんがいて、ハイライトをシゲちゃんが結構持っていった回。
安田さんもバカ(褒め言葉)。ちょっとリーダーに何してくれてんのよ(と思いつつガン見)ってところがあり。また、ちょいちょいいいこと言う。安田先生のお話しはいつもよい。
洋ちゃんは、まず衣装が素敵。いいデザインのお洋服だったな。3階で見てたから双眼鏡で全身見たかった。いっぱい笑ってたけど、ちょっと咳することが多かったので養生してね。
音尾さんは、楽しそうで何より。かっこいいもあるし末っ子かわいいポジションが多かったしがんばれーもある。他のメンバーは回によって楽しさに若干のバラつきがありそうだけど、音尾さんは毎回いいのでは?って思った。
リーダー。亡くなったお父様の話をした、最後の挨拶が良すぎる。なぜこうもタイミングよく、刺さる話をしてくれるのか。また心を持っていかれちゃったじゃないか。
舞台上に並んでいる5人を見ていて、音尾さんが80歳になる2056年まで、絶対に生きてって思った。彼らは髪の毛がどうとかの話をして笑っていたけど、とりあえず生きててって心の中で何回も唱えてた。
そして、2056年を見たいからわたしも生きてようって思った。この会場にいる人たちも、がんばって生きてって思った。
叶わないわけない。
だって「僕たちにはハッピーエンドが約束されてる」んでしょう。
会場を出たら、3分の1くらい欠けた月がきれいに見えていた。
コンビニで買った缶ビールを持って、ホテルまで歩きながら、生きてって月に願うのと、生きようって月に決意するのとを繰り返しながら涙が止まらなかった。